日本の書籍(私が所有しているものに限る。)
  コメントの後の★マークは数が多い(最高5個)程、管理人のお勧めな書籍。(紹介順に他意はございません。)

貝類図鑑・カタログ

原色日本陸産貝類図鑑
書籍名
著者・発売年月日・出版元
コメント
1

日本近海産貝類図鑑

奥谷喬司編著
2000年12月20日
東海大学出版会
現行では日本で最高で、最多の種数と軟体動物全体を記載したの図鑑ですが、惜しむらくは誤りが多いのが残念。(本の規模を考えるとやむを得ないか。)★★★★★
2
CATALOGUE and BIBLIOGRAPHY of the MARINE SHELL-BEARING MOLLUSCA of JAPAN 肥後俊一・Paul Callomon・後藤芳央
2001年
ELLE SCIENTIFIC PUBLICATION
日本産の貝類の模式標本を記載した図鑑。普段、カラーで見る機会のない種類の割り合いが多く、先に紹介した近海産図鑑に記載されていない種を補った感じで素晴らしい図鑑です。(ただ、発行部数が少なくかなり高価です。もう、手に入らないかも…。)
★★★★★
3
解説:黒田徳米・波部忠重・大山 桂
1971年9月27日
丸善株式会社
有名な天皇陛下(昭和)の図鑑です。当時の新種が多数記載された学術的に大変優れた本で誤りも少なく日本の貝のコレクターの必携の一冊ですが、残念な事に絶版。(たまに、古本屋の店頭ににとても高価な値段で並びます。)
★★★★★
4

SELECTED SHELLS OF THE WORLD 1・2

鹿間時夫・掘越増興
1963年12月10日
北隆館
これもまた現在では入手困難な図鑑で2巻で構成されています。世界の貝を広く紹介していて、この本で和名のついた種類も少なくない。また、解説部分にある貝にまつわる色々なエピソードはとても興味深く面白い。★★★★
5

美しい世界の貝(増補・改訂版)
解説:松隈明彦・奥谷喬司・波部忠重
1991年2月28日
科学博物館後援会
日本屈指の貝のコレクター、河村良介氏のコレクションを紹介した図鑑。とにかくどれも抜群の標本ばかりで特に私はエゾバイ科とガクフボラ科が素晴らしいと思う。また、模式標本も多く含まれる。★★★★
6
世界の貝-自然の生みだした意匠- 解説:掘越増興
1989年10月10日
千葉県中央博物館友の会
これまた、ニノミヤイトカケ、ニノミヤオニムシロで有名な二宮泰三氏のコレクションを紹介した図鑑。とにかく、表紙のニノミヤイトカケが良い。★★★★
7
ILLUSTRATED CATALOGUE of LATIAXIS and ITS RELATED GROUPS Family Coralliphilidae 小菅貞男・鈴木正次
1985年
INSTITUTE OF MALACOLOGY OF TOKYO
美しいカセンガイ・サンゴヤドリの仲間の図鑑。模式標本も記載されておりこのグループのバイブル。(私はこのグループが好きなので重宝しています。)★★★★
8
原色日本貝類図鑑 吉良哲明
1959年9月5日
保育社
日本産貝類の元祖バイブル。カラープレート1番目の日本三名宝(テラマチダカラ、ニッポンダカラ、オトメダカラ)の標本が素晴らしい。★★★
9
続原色日本貝類図鑑 波部忠重
1961年5月10日
保育社
前巻に比べて微少種が多く記載されているためか若干地味に感じられる。コレクターには必要不可欠な一冊でしたが、図版が小さいため、種の特徴がつかめないのが難点。★★★
10
原色世界貝類図鑑Vol. 北太平洋編 波部忠重・伊藤 潔
1965年
保育社
世界と冠していますが北太平洋(北海道〜アラスカ周辺)を中心とした北方の貝の図鑑。残念なのはカラープレートが少ないこと。★★★
11
原色世界貝類図鑑Vol. 熱帯大平洋編 波部忠重・小菅貞男
1966年
保育社
前巻と同じく世界とついてますが西大平洋・ハワイ・オーストラリア北部〜東部のサンゴ礁産の貝類を紹介した図鑑。★★★
12
原色日本陸産貝類図鑑 東 正雄
1982年6月20日
保育社
陸産の貝の専門書。写真のレベルが上がり近代的な図鑑になったのと、鑑定に役立つ解剖図なども加わり学術的価値も高くなった。
★★★★
13
標準原色図鑑全集3 貝 波部忠重・小菅貞男
1967年8月10日
保育社
日本産の基本的な貝類を紹介した図鑑。★★★
14
学研中高生図鑑 貝 巻貝 波部忠重
1975年6月27日
学習研究社
中高生対象に出版された図鑑ではありますが、最近まで意外と使えた一冊。(入手した当時は中学生だった。)巻貝のみ記載。★★★
15
学研中高生図鑑 貝
二枚貝・陸貝・イカ・タコほか
波部忠重
1983年3月1日
学習研究社
前巻の続巻でマイマイ、ウミウシ、二枚貝、イカ、タコを中心に紹介。Euhadoraの標本はなかなか素晴らしい。★★★
16
決定版生物大図鑑 貝類 奥谷喬司
1986年7月1日
世界文化社
近海産図鑑が発刊されるまでは最近では一番、充実した図鑑。(微少種は少ない)面白い種類も多く記載されていますが図鑑としては紙の質が悪い。★★★
17
概説 山口県の貝類 福田 宏・増野和幸・杉村智幸
1992年7月
山口県立博物館
山口県に産する貝類を紹介した図鑑。詳しい産地も記載されていて、この地方が意外なくらい貝相が豊かなことに驚かされます。
★★★
19

世界海産貝類大図鑑
(COMPENDIUM OF SEASHELLS)

R.Tucker.Abbott ・S.Peter Dance
訳:波部忠重・奥谷喬司
1985年3月8日
平凡社
洋書:COMPENDIUM OF SEASHELLSの和訳版。世界中の海産貝類を多く載せた大図鑑なのですが図版が小さいのが残念。(模式標本が多く記載されています。)★★★
20
日本及び周辺地域産タマガイ類 城政子・川瀬基弘
1998年10月10日
日本近海産のタマガイ類を網羅し紹介したカタログ。個人レベルなので図版はあまり綺麗ではありませんが手作りの苦労が伺えます。(このカタログはシリーズになってます。)★★★
21
日本及び周辺地域産イトカケガイ類 城政子・川瀬基弘
1999年2月10日
このシリーズのVol.5、日本近海産のイトカケガイ類を紹介しています。
★★★
22
日本及び周辺地域産オリイレヨフバイ類 城政子・川瀬基弘
1999年4月10日

シリーズVol.6、日本近海産のオリイレヨフバイ類を紹介しています。★★★

23

日本及び周辺地域産フデガイ類・ミノムシガイ類

城政子・川瀬基弘
2000年4月10日
シリーズVol.7、日本近海産のフデガイ・ミノムシガイ類を紹介しています。
★★★
24
日本及び周辺地域産コトツブ類 城政子・川瀬基弘
2001年6月10日
シリーズVol.7、日本近海産のコトツブ類を紹介しています。(やや、誤りが多い気がします。)
★★★
25
生態/検索図鑑
沖縄の海の貝・陸の貝
久保弘文・黒住耐二
1995年8月10日
沖縄出版
沖縄の貝を紹介したガイドブック。詳しい生態も紹介しています。
★★★★
26
ビジュアル博物館
貝と甲殻
大英自然史博物館
訳:リリーフ・システムズ
1990年7月20日
同朋舎
大英自然史博物館が監修した百科事典シリーズ8巻。殻を持つ生物を分かりやすく紹介しています。★★★
27
貝の世界 栃木県立博物館
学芸部自然課
1986年7月20日
栃木県立博物館
栃木県立博物館の企画展のパンフレット。★★★
28
貝のさまざま
-鹿間コレクションから-
神奈川県立博物館
1987年3月10日
神奈川県立博物館
同博物館に寄贈された故鹿間時夫氏のコレクションの特別展用パンフレット。
★★★
29
貝のすべて 大阪私立自然史博物館
1984年8月23日
大阪私立自然史博物館
同博物館の特別展用のパンフレット。(寺町コレクションの陸貝などが出展された。)
★★★
30
貝の魅力 大自然が創った神秘の宝物 桂浜貝類博物館
1980年8月1日
シェルパレス
同博物館のパンフレット。
★★★
31
潮騒は貝のささやき 鳥羽水族館
同水族館の売店用パンフレット
★★★
32
日本の貝 波部忠重
1968年10月1日
保育社
日本の貝のポケット図鑑。この本で初めて日本三名宝のことを知りました。
★★★
33
貝の博物誌 波部忠重
1975年3月5日
保育社
美しい貝の紹介と共に人と貝とのかかわりなどを紹介したポケット図鑑です。
★★★
34
ポケット図鑑 
日本の貝
小菅貞男
1994年4月20日
成美堂出版
日本の貝のポケット図鑑。深海産貝類の生態写真が面白いです。
★★★
35
日本産淡水貝類図鑑
@琵琶湖・淀川産の淡水貝類

紀平 肇・松田征也・内山りゅう
2003年6月10日
株式会社ピーシーズ

わたしにとって比較的身近な琵琶湖・淀川水系の淡水貝類が詳しく紹介されています。
最近、環境破壊等で種の存続が危惧されている淡水貝類を知る上で非常に貴重な一冊です。日本で一番、淡水性貝類の多い水系の貴重な貝類と現状を知って下さい。
★★★★★

36
西宮貝類研究報告 第3号 世界のカキ(2) 稲葉明彦・鳥越兼治
2004年3月
西宮貝類館

カキって食用にされる割に知られていない貝ですね。(地味だからかな?)
わたしはカキは食するのはダメですが殻には興味があります。
そんな、地味だけど人間とは関わりの深いカキの分類図鑑です。
(西宮貝類館顧問&カキの権威の稲葉先生執筆)
★★★★(タイプ標本含むカラー図版あり。)

37
大分県陸産貝類誌 神田正人
1992年3月

大分県に産する陸産貝類の分類・分布状況を細かく紹介されています。
★★★★(モノクロ図版あり。)

40
世界海産貝類コレクション大図鑑 菱田嘉一
2000年1月

京都の有名な菱田先生のコレクションを載せた図鑑です。
世界の海の貝を5000種あまりを紹介されています。
惜しむらくは間違いが多いところです。(版ミスも…。)
*先生はお亡くなりになられました。御冥福をお祈り致します。
★★★

41
第4回 特別展 貝類の世界 -高桑コレクションー 豊橋市自然史博物館
1990年7月

タカクワツクシの故高桑弘氏のコレクションを扱った特別展のパンフレット。
★★★

40

日本産淡水貝類図鑑
A汽水域を含む全国の淡水貝類
増田 修・内山りゅう
2004年10月1日
株式会社ピーシーズ

全巻に続き、淀川・琵琶湖水系を除く全国の淡水・汽水域の貝類を紹介し
ています。
マングローブ域の貝類などは特に参考になります。他では図版の見られな
い種も多く記載されています。また、監修には談話会仲間の増田さんも携
わり、同じく談話会友達のM君の標本も記載されています。
(深海の有肺類?)

★★★★★

41

貝の図鑑 採集と標本の作り方
行田義三
2003年8月20日
南方新社
貝類の採集から標本の作り方まで詳しく分りやすく紹介。
特に初心者の方にはお勧めです。(野外のポケットガイドとしても最適です。)
★★★★
42
鳥羽水族館所蔵のウラウズガイ亜科 大山 桂
1989年1月
鳥羽水族館

鳥羽水族館に収められた故寺町昭文氏のコレクションの中から館がサザエ
科ウラウズガイ亜科に限定して整理しまとめたもの。
★★★

43
潮騒ガイドブック@
 三浦半島のタカラガイ^
池田 等
1995年3月
葉山しおさい博物館

三浦半島で採集されたタカラガイ類を綺麗な図版で紹介されています。
本シリーズを入手されたい方はわたしに御一報ください。
(しおさい博物館刊行書籍全般)
★★★★

44
潮騒ガイドブックA
 三浦半島のタカラガイ_
池田 等
1996年3月
葉山しおさい博物館

前巻の追加版。
★★★★

45
潮騒ガイドブックB
 海岸の打ち上げ物^
 -タカラガイ編-
池田 等
1997年3月
葉山しおさい博物館

本書の特徴として打ち上げられたタカラガイを新しい状態から波にも
まれスレた状態までの段階を細かく図版で紹介しているのが面白いで
す。
★★★★

46
潮騒ガイドブックH
 葉山・芝崎ナチュラルリザーブ
 海洋生物図鑑_
 -貝類-
池田 等・倉持卓司
2005年3月
葉山しおさい博物館

三浦半島周辺の海岸で観察できる貝類が紹介されています。
カタログサイズでは考えられない程、内容が充実しています。
★★★★★

47
科学アルバム42 海の貝 白井祥平
1975年
あかね書房

小さい頃に図書館で見て欲しかった本です。
(何とまだ絶版ではない!)
やっと手に入れました^ ^
この本でカザリガンゼキやトウヒツシャジクを知りました。
★★

48
北の貝の仲間たち 樋口滋雄
2006年2月

個人で出されている本とは思えない程、クオリティが高い
と思います。
北の貝(特にエゾバイ科)は変異が激しいものが多いのですが
そんなバリーエーションもきっちりとおさえられたお勧めの1
册です。(わたしもいつか本を出してみたいなぁ…。)
★★★★★

49

おおいたの貝
大分県産貝類目録・図譜
濱田 保
2008年12月
大分マリンカルチャーの濱田さんが出された本です。
40年にわたり、濱田さんが大分県で採集された貝類が紹介されて
います。

全種のカラー写真があるのが良いです。
私なりの正誤表
★★★★★
49

ネイチャーウォッチングガイドブック
タカラガイ 生きている海の宝石
2009年2月
誠文堂新光社

友人のあさきちさんが参加されています。
ビギナー向きのタカラガイ専門のガイドブックです。
★★★★

50

ネイチャーウォッチングガイドブック
ウミウサギ 生きている海のジュエリー
飯野 剛・高田良二
2010年2月
誠文堂新光社

書いた本人が言うのも変ですが、この内容でこの値段は破格だと
思います。
★★★★★


貝類目録・分類・研究

書籍名
著者・発売年月日・出版元
コメント
1
日本及び周辺地域産軟体動物総目録 肥後俊一・後藤芳央
1993年2月1日
エル貝類出版局
日本に産する軟体動物の総目録。(ラベル作りや整理に
重宝します。)
★★★★★
2
三重県の貝類
(三重県産貝類目録)
松本幸雄
1979年2月24日
鳥羽水族館
三重県産の貝類の目録。(少ないが図版付き)
★★★
3
日本産軟体動物分類学 二枚貝綱/掘足綱 波部忠重
1977年3月15日
北隆館
日本産二枚貝の目録。(モノクロ点描画は一見の価値あり。

★★★★
4
A CATALOGUE OF MOLLUSCS OF WAKAYAMA
PREFECTURE, THE PROVINCE OF KII.
BIVALVIA, SCAPHOPODA AND CEPHALOPODA
奥谷喬司・松隈明彦・小山安生
1981年8月31日
(2003年3月15日補遺版)
和歌山県貝類目録編集委員会
和歌山県産二枚貝の目録。(稀なものだけ図版があります。)
補遺版は2冊セットなっています。(英文)
★★★★
5
現生軟体動物の新分類体系と世界全科分類表 2003年8月18日
系統進化生物研究所
世界中の軟体動物全科の最新分類体系です。
遺伝子解析による分類研究が進み従来の殻等の形態だけでは分からなかった真実が解明さ
れつつあります。今まででは考えられなかったような属や科の移動に驚きを感じます。
わたしは昔から分類学が大好きなのでとても役立つ1冊です。
★★★★
6
和歌山県の貝類 2004年3月25日
池辺進一
わたしの先生の1人でもある池辺先生の出された和歌山産貝類目録です。
残念ながら非売品です。
★★★★
7
軟体動物学概説下巻 1999年11月15日
波部忠重・奥谷喬司・西脇三郎
軟体動物について勉強できます。
★★★★

学会・博物館・地方貝類談話会などの会誌・会報

書籍名
著者・発売年月日・出版元
コメント
1
かいなかま 阪神貝類談話会 わたしの所属する阪神貝類談話会の会報です。
★★★★★
2
かたおなみ 第1〜2号 和歌山県 貝の会

池辺進一先生をはじめとする和歌山県 貝の会の会報です。
和歌山県内での貝類の採集記録や産地、種群、生態についての詳しい紹介
がなされてい
ます。
★★★★★

3
南紀生物 第43巻 別冊
ハナマルユキダカラの食性について

2001年6月
淤見慶宏・倉持卓司

タカラガイの仲間は殻の人気の割に生態が詳しく報告された文献は少ない
と思います。
ハナマルユキの食性について詳しく報告されています。
★★★★

4
南紀生物 第46巻 別冊
軟体部が残存されたまま採集された本州初記録のヒナメダカラ

2004年6月
淤見慶宏・土生紳吾・久保田 信

エビ網に掛かったヒナメダカラについて報告されています。
★★★

5
南紀生物 第47巻 別冊
房総半島産クロハラダカラの14C年代
2005年6月
倉持卓司・真野 進

房総半島で打ち上げ採集されたクロハラダカラを科学分析した結果が報告
されています。
★★★

6
みたまき No.34

1998年12月
相模貝類同好会

相模貝類同好会の会報です。
この34号には間瀬欣彌氏のハグルマケボリの生態との出合いについてや
淤見氏の日本産タカラガイ目録が記載されています。
★★★★

7
潮騒だより No.16

2005年3月
葉山しおさい博物館

葉山しおさい博物館が発行している館報です。
この号にはスジウズラやオミナエシダカラ、キャラメルイロウミウシ、
昭和天皇が葉山で採集し記載された生物についての記事が載っています。
★★★★

8
九州の貝 第54号(原稿)
続タカラガイの大きさについて

西村和久・淤見慶宏
2000年
九州貝類談話会

タカラガイのレコードサイズが記載されています。
★★★

9
九州の貝 第56号(原稿)
八丈島で採集されたハワイクチムラサキダカラ
-クチムラサキダカラとの比較-

淤見慶宏
2001年
九州貝類談話会

ハワイクチムラサキダカラとクチムラサキダカラの外套膜や歯舌の比較
が記載されています。
★★★★

10
九州の貝 第57号(原稿)
タカラガイ歯舌の検体

淤見慶宏
2001年
九州貝類談話会

分類でも重要な歯舌の検体の方法が記載されています。
★★★★

11

ちりぼたん(原稿)
 Vol.28 沖縄本島、宮古島で採集された
    アサヤケダカラ
 Vol.28 日本で初めて採集されたラバウルダカラ

 Vol.30 小笠原群島で採集された
    ハワイクチムラサキダカラ・
   キッコウダカラの歯舌排出
 Vol.31 八丈島産ハモンドダカラについて
 Vol.32 ハナマルユキの歯舌にみられる性差
 Vol.34 小笠原群島のカノコダカラに見られる
     変異・日本産ユウナムギツブダカラ
     (新称)について

淤見慶宏、倉持卓司、土生紳吾
1998〜2003年
日本貝類学会

いつも御協力いただいている淤見氏の『ちりぼたん』用の原稿を
頂きました。
興味深い内容のものばかりです。
★★★★

12

VENUS(原稿)
 Vol.57 Notoadusta omii, a New Cowry, from
     Japan with a Review of N. katsuae &
     N. musumea
 Vol.62 A New species of Aperiovula Collected

     near the Boso Peninsula, Japan

池田 等、淤見慶宏
1998〜2003年
日本貝類学会

いつも御協力いただいている淤見氏、池田氏の『VENUS』用の原稿を
頂きました。
Vol.57はユメダカラの新種記載。
Vol.62はアケボノウミウサギの新種記載。
★★★★

13
VENUS(原稿)
 Vol.64 Two New Species of Family Ovulidae
     from Japan

淤見慶宏、飯野 剛
2005年
日本貝類学会

淤見氏の協力を得て発表したビードロマメウサギとイサリビケボリの
新種記載原稿。
★★★★

12
VENUS(原稿)
 Vol.66 A New Species Primovula
 (Gastropoda: Ovulidae) from Japan

淤見慶宏
2007年
日本貝類学会

ツキヨミケボリの新種記載原稿。
★★★★


その他の海洋生物関係の図鑑

書籍名
著者・発売年月日・出版元
コメント
1
原色検索
日本海岸動物図鑑
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西村三郎編著
1992年.1995年
保育社
日本近海の海岸から100m付近にまで棲む生物を紹介。(魚類、多くの貝類を除く)図番の数が少ないのと小さいのが少しばかり不満。2巻で構成されています。
★★★★★
2
日本産魚類大図鑑 益田 一・尼岡邦夫・上野輝彌・吉野哲夫
1984年12月1日
東海大学出版会
最も多くの日本近海の魚類を紹介した図鑑。特に深海産魚類の多さ凄さには驚かされる。(図版と解説は別々の巻になっています)
★★★★★
3
魚類図鑑 南日本の沿岸魚(改訂版) 益田 一・荒賀忠一・吉野哲夫
1975年11月25日
東海大学出版会
日本産魚類大図鑑の前身とも言える図鑑で南日本沿岸に棲息するものに限る。★★★★
4
山渓カラー名鑑 日本の海水魚 岡村 収・尼岡邦夫
1997年8月20日
山と渓谷社
前出の2冊をさらに分かりやすくコンパクトにまとめた様な図鑑で、生態写真を多用し新産種や新種も多く記載されている。
★★★★★
5
世界の海水魚(太平洋・インド洋編) 益田 一・ジェラルド R アレン
1987年5月1日
山と渓谷社
インド・大平洋域の熱帯性魚類を中心に紹介している。★★★
6
北日本魚類大図鑑
(普及版)
尼岡邦夫・仲谷一宏・矢部 衞
1995年9月28日
北日本海洋センター
東北地方中心に産する魚類を中心に紹介しています。★★★★
7
野外ハンドブック・9
魚 海水編
益田 一
1980年6月25日
山と渓谷社
日本産魚類の基本種を紹介したポケットガイドブック。★★★
8
イラスト事典
深海生物図鑑
北村雄一
1998年8月3日
同文書院
深海生物の世界をモノクロのイラストで紹介しています。(どこかの文献を引用したものが多いです。)★★★
9
動物大百科13 魚類 Keith E.Banister
訳:岩井 保
1987年6月15日
平凡社
魚類全体をイラスト、写真を使って簡潔に紹介した図鑑。★★★
10
地球自然ハンドブック クジラとイルカの図鑑 Mark Carwardine
1996年4月1日
日本ヴォーグ社
クジラ・イルカの仲間を綺麗なイラストで分かりやすく紹介した図鑑。
★★★★
11
原色日本海岸動物図鑑 内海富士夫
1956年10月15日
保育社

日本の海岸生物図鑑の草分け。内海先生は私の尊敬する方の一人です。
★★★

12
標準原色図鑑全集16
海岸動物
内海富士夫・西村三郎・鈴木克美
1971年5月25日
保育社
海岸で普通に見れる生物を中心に紹介しています。
★★★
13
原色日本大型甲殻類図鑑氈@ 三宅貞祥
1982年7月20日
保育社

エビ・ヤドカリ・シャコ類を美しい写真で紹介した図鑑。
★★★★

14
原色日本大型甲殻類図鑑 三宅貞祥
1983年1月20日
保育社
カニ類を美しい写真で紹介した図鑑。
★★★★
15
学研中高生図鑑
水生動物
内海富士夫
1975年6月
学習研究社
日本には海洋生物をしっかりと紹介した図鑑が少ないので未だに重宝している図鑑の一つです。
★★★
16
学研中高生図鑑
魚類
落合 明
1975年6月27日
学習研究社
基本種を紹介した図鑑。
★★★
17
続原色日本魚類図鑑 蒲原稔治
1961年8月5日
保育社
魚類の方言が載っているのが面白い。ただ、私は前巻を所有していません。
★★★
18
相模湾産深海性蟹類 池田 等
1998年3月
葉山しおさい博物館
相模湾の蟹篭で得られる深海性の蟹やイバラガニの仲間を紹介しています。
標本にして年数を得たらどのように変化するのかのっているのが面白いです。
★★★
★★
19
日本陸棚周辺の棘皮動物 上・下 久宗 高
1990年3月
日本水産資源保護協会

日本の大陸棚周辺の深海で水産資源の調査の際に得られた棘皮動物(新種を含む)を紹介した専門書です。2冊構成で成り、非売品ですが古本屋に出る事があります。
(非常に高価です。)
深海生物が好きな方にはたまらない1冊です。
★★★★★

20
潮騒ガイドブックG
 葉山・芝崎ナチュラルリザーブ
 海洋生物図鑑^
 -カニ類-
池田 等・倉持卓司
2004年3月
葉山しおさい博物館

池田氏は貝類以外にも『カニ』の仲間も専門分野です。
三浦半島周辺の浅海で確認できるカニの仲間を紹介しています。
相模湾産深海性蟹類も合わせて御覧ください。
(周辺のカニ類について詳しくなりますよ。)
★★★★

21

潜水調査船が観た深海生物
 深海生物研究の現在
藤倉克則・奥谷喬司・丸山 正
1986年2月
丸善株式会社
アカデミックな内容も多いですが、読み物としてもお勧め
ですし、貴重な深海生物の写真や生態、詳しい情報が
盛り沢山で載っています。
深海生物好きにはたまらない超お勧めの1品。
シロウリガイやシンカヒバリガ等の普段目にする機会のない
とても深い海の 貝類についても詳しく載っています。
★★★★★
22
生物学御研究所編
相模湾産海胆類
解説:重井陸夫
2008年2月
生物学御研究
日本の本州南岸のウニ類を知るには欠かせない1册。
潮間帯から深海まで網羅されています。
海洋生物学者でも有名だった(昭和)天皇陛下の図鑑です。
★★★★★
23

深海魚 暗黒のモンスターたち
尼岡邦夫
2009年3月
ブックマン社
深海魚の生態を分かりやすく解説しています。
★★★★
海洋生物生態図鑑・ダイビングガイド・写真集
書籍名
著者・発売年月日・出版元
コメント
1
益田 一・小林安雅
1994年10月1日
東海大学出版会
魚類の生態を中心に紹介されています。生きている姿は良いのですがどういった環境なのかあまりはっきりせず解説も不足しているように思えます。
★★★
2
ダイバーのための海底観察図鑑 吉野雄輔
1999年5月6日
PHP研究所
ダイビングで出会える生物(魚類以外)を厳選して紹介したポケットガイドブック。★★★
3
ネイチャーガイド 海の甲殻類 峯水 亮 エビ、カニ、ヤドカリを棲息環境をまじえて美しい生態写真で紹介しています。★★★★
4
小野篤司
2000年11月1日
TBSブリタニカ
ダイバーに人気のあるウミウシ類を美しい生態写真で紹介しています。(慶良間諸島産)
★★★★
5
鈴木敬字
2000年4月2日
TBSブリタニカ

ウミウシガイドの伊豆半島編。
★★★★

6
並河 洋・楚山 勇
2000年7月3日
TBSブリタニカ
癒し系で人気のクラゲを美しい生態写真と共に色々な視点から紹介しています。 ★★★★
7
内田紘臣・楚山 勇
2001年7月3日
TBSブリタニカ

海の花イソギンチャクを紹介しています。こちらは深海種も紹介しています。
★★★★

8
エビ・カニ ガイドブック
伊豆諸島・八丈の海から
加藤昌一・奥野淳兒
2001年5月30日
TBSブリタニカ

ダイビングにより八丈島周辺で確認された大型甲殻類を紹介。また、加藤昌一さんはレグルスダイビングのオーナーです。
http://www.edit.ne.jp/~regulus/
★★★★

9
クマノミ ガイドブック

ジャック・T・モイヤー著
余吾 豊
TBSブリタニカ

世界のクマノミを紹介しています。
★★★★

10
土屋光太郎・山本典暎・阿部秀樹
2002年4月27日
TBSブリタニカ

イカ・タコを紹介しています。今まで生態写真の記載されたことのないような種まで紹介されてます(深海性の種も紹介)。
★★★★

11
佐波征機・入村清一・楚山 勇
2002年7月5日
TBSブリタニカ

ヒトデ・クモヒトデを紹介しています。
(南紀で撮影されたものも多いです。)
★★★★

12
海辺の生きものガイドブック 倉沢栄一
2002年6月29日
TBSブリタニカ

海辺の生き物を分かりやすく紹介しています。ただ、このシリーズにしては珍しく低年齢層向きです。
★★★★

13
フィールド図鑑 貝類 奥谷喬司
1987年3月30日
東海大学出版会
生きた貝類の姿を紹介したポケットガイド。★★★
14
西平守孝
1988年12月20日
東海大学出版会
造礁サンゴの美しい姿を紹介したポケットガイド。★★★★
15
フィールド図鑑
海水魚
益田 一
1984年4月25日
東海大学出版会
主に世界の熱帯域に産するカラフルな熱帯魚を紹介しています。
★★★
16
海洋生物ガイドブック 益田 一
1999年3月20日
東海大学出版会
無脊椎動物から魚類までダイビングで観察できる海洋生物を紹介したポケットガイド。★★★
17
山渓フィールドブックス8 海辺の生きもの 奥谷喬司編著
1994年8月30日
山と渓谷社
魚類を除く海岸生物を紹介したポケットガイド。(ポケットガイドにしてはたくさんの種類を載せています。)
★★★★
18
山渓フィールドブックス9 サンゴ礁の生きもの 奥谷喬司編著
1994年8月30日
山と渓谷社
前巻が温帯種を中心に紹介したのに対しサンゴ礁周辺の海岸生物を紹介しています。★★★★
19
フィールドガイド2 日本の魚 海水魚編 
田口 哲
1989年5月10日
小学館
ダイビングで観察できる沿岸の魚類を紹介したポケットガイド。
★★★
20
フィールドガイド20
海辺の生物
松久保晃作
1999年8月10日
小学館
潮だまりなどの浅瀬で観察できる生物を中心に紹介しています。
★★★
21
OSEZAKI UNDERWATER BIBLE 伊藤勝敏
1999年1月5日
データハウス
伊豆・大瀬崎のダイビングで出会える海洋生物を紹介。また、出会えた生物のデータを書き込むスペースつき。
★★★
22
フィシュ・ウォッチング 林 公義・西村 周・小林安雅
1986年7月25日
東海大学出版会
ダイビングで出会える生物、観察方法、注意点などを紹介。★★★
23
フィールドガイド
『小笠原の自然 東洋のガラパゴス』
小笠原自然環境研究会
1992年1月20日
小笠原自然環境研究会
小笠原諸島の自然を紹介。島固有の天然記念物や移入種を紹介しています。特に陸産貝類に注目。★★★
24
サメガイドブック
世界のサメ.エイ図鑑
A&A・フェッラーリ
訳:御船 淳・
山本 毅
2000年7月30日
TBSブリタニカ
世界のサメ、エイの生活史を写真をまじえて紹介しています。★★★★
25
西表島の海 矢野維幾
1998年7月10日
平凡社
西表島の海をマングローブ林からサンゴ礁まで美しい写真で紹介しています。
★★★★
26
水族館動物図鑑
沖縄の海の生きもの
内田栓三
1988年10月20日
海洋博覧会記念公園管理財団
国営沖縄記念公園水族館で飼育されている生物の一部を紹介しています。
★★★
27
大阪海遊館ガイドブック
太平洋を散歩する
大阪ウォ−タ−フロント開発
1992年7月
大阪マリン企画
大阪海遊館を紹介したガイドブック。
★★★
28
深海 久保川 勲
2001年7月26日
誠文堂新光社
深海調査船で撮影した深海生物などを紹介。(生物名に誤りがいくつかあります。)★★★
29
クジラ・イルカ大図鑑 A.Martin
訳:粕谷俊雄
1991年12月6日
平凡社
クジラ、イルカの生態を詳しく紹介。
★★★★
30
フィールド図鑑 海岸動物 益田 一・林 公義・中村宏治・小林安雅
1986年7月25日
東海大学出版会
ダイビングで撮影された海岸生物を紹介しています。
★★★
32
カラー自然ガイド 海辺の生物 西村三郎・山本虎夫
1974年7月1日
保育社
海岸に棲む生物を基質、潮位ごとに紹介したポケット図鑑。
★★★
33
ポケット図鑑
海辺の生き物
武田正倫・川嶋一成
1997年8月10日
成美堂出版
磯で鑑察できる生物を紹介したポケット図鑑です。
★★★
34

川本剛志・奥野淳兒
2003年7月17日
阪急コミュニケーションズ
ダイビングにより久米島周辺で確認された大型甲殻類を紹介。
最近、明らかにありつつある海底洞窟の甲殻類には注目。(ワタリガニ凄ぇ…。)
★★★★
35
本川達雄・今岡 亨、楚山いさむ
2003年8月20日
阪急コミュニケーションズ
目立たない生き物だけどわたしはナマコが好きです。
グロテスクに思われがちですが結構美しい生き物だと感じるのは変?
深海のナマコは『葛餅』のようでとても綺麗です。
★★★★
36
新野 大
2004年5月26日
東方出版
大阪湾内に棲息する生物を紹介しているガイドブックです。
できれば湾内の詳しい生息状況があれば良かったと思います。
★★★
37
小野篤司
2004年7月1日
株式会社ラトルズ
南西諸島に産する多くのウミウシを美しい写真で紹介。
新種や新産種も記載されています。必見!
★★★★★
38
しんかいの奇妙ないきもの 太田 秀
2005年6月10日
(株)G.B
奇妙な姿の深海生物を面白おかしく紹介しています。
惜しむらくはカラー図版が巻頭のわずかなところ。
★★★★
39
中野理枝
2004年8月1日
株式会社ラトルズ
本土に産する多くのウミウシを美しい写真で紹介。
有殻のウミウシ類も綺麗です。
★★★★★
40
土屋光太郎/山本典暎・古見きゅう
2005年7月15日
株式会社ピーシーズ
串本周辺のダイビングスポットで観察できる海洋生物が綺麗な写真で
紹介されています。
各ダイビングスポットの詳細も載せられているので凄く参考になります。
(これを見ると南紀は本州の海とは思えないです。。)
★★★★
41
深海生物ファイル 北村雄一
2005年11月24日
株式会社ネコ・パブリッシング
キモ可愛いは最近の流行り?
貴重な深海生物の生態写真が載せられています。
★★★★
42
深海生物の謎 北村雄一
2007年8月24日
ソフトバンク・クリエイティブ
深海生物の生活についてとても分かりやすくイラストや写真つきで
紹介されています。
★★★★

その他の海洋生物関係の文献(図版が殆ど無いもの。)

書籍名
著者・発売年月日・出版元
コメント
1
サメ・ウォッチング Victor G.Springer・
Joy P.Gold
訳:仲谷 宏
1992年7月30日
平凡社
サメの生活史を紹介した本です。
★★★
2
水産学シリーズ38
藻場・海中林
日本水産学会
1981年10月15日
恒星社厚生閣

藻場・海中林にかんする研究論文。
★★ (普通の人には難しいと思うので…。)

3
サメの自然史 谷内 透
1997年11月17日
東京大学出版会
サメの生活史を紹介した本です。
★★★
4
現代の魚類学 上野輝彌・沖山宗雄
1988年1月25日
朝倉書店
魚類の研究論文(チョウチンハダカ科の分類が興味深い。)
★★★
5
東京湾の生物誌 沼田 眞・風呂田利夫
1997年2月25日
築地書館株式会社

東京湾の生物相を紹介しています。
★★★★

6
和白干潟の生きものたち 逸見泰久
1994年9月15日
有限会社海鳥社
福岡県和白干潟の生物相を紹介しています。
★★★
7
海洋ベントスの生態学 和田恵次
2003年11月20日
東海大学出版会
海洋底性生物の生態学専門書です。(ベントス=水底に棲息する生物の総称)
★★★

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