コメント: 紀州の名貝の1つです。 ヒラセチヂミバショウが標準和名ですがその名で呼ぶ人は少ないです。(わたしもその1人) 南紀産のものはフィリピン産のものにくらべ大形で立派になります。 また、あちらから入ってくるものは酸処理したしたせいか特徴であるヒレの"チヂミ"が失われているものが 多いように思えます。 南紀では年間、採れても数個の珍貝です。 通常、図鑑などでは生息水深が100m以上になっていることが多いですが、私が確認したものは60〜80mぐらいの 場合が多かったです。また、100m以上の水深に棲むものは"紅"ではなく"サフラン色"したものや白いものが 多いように思えます。