Xenophora pallidula (REEVE,1842) クマサカガイ

コメント:
クマサカガイはご覧のように貝殻を付けるのですが、必ず巻貝なら殻口を、二枚貝なら裏側を
上にして付けます。これは海底でのカモフラージュのためだと思われます。
(海底の貝殻砂礫の多く混ざる泥底に棲息するようです。)
このクマサカガイは深海はえ縄のテグスにからんで引き上げられたものです。

"Sakai" Minabe (Wakayama-Pref),Japan ,in 150m,November 2006.
SW:109mm (ALL)
Minabe (Wakayama-Pref),Japan ,in 150m,November 2003.
SW:71mm
同じような所に棲息するベニグリをメインにモクハチミノガイ、アラレナガニシを付着させてますが
何故か潮間帯に棲息するクジャクガイも付いています。(化石層のもの?)
この貝が付着させる貝には貴重なものが得られることも良くあります。