Primovula tadashigei (CATE,1973) ツマニケボリ 褄丹毛彫
浅いところから比較的深い所まで産し、ホストの選択性も広いようです。
他のウミウサギガイ科の貝にも言えるのですが発生は年によって大きな
むらがあるようで全く見ない年もあります。
浅い所ではキバナトサカにホソテンロクケボリなどと共に見い出されます。
"Ipponmatsu" Minabe (Wakayama-Pref),Japan,in 60m,February 2003
L:10mm
Minabe (Wakayama-Pref),Japan,in 80m,March 2007
L:7.8mm
とてもずんぐりとした個体。
"Ipponmatsu" Minabe (Wakayama-Pref),Japan,in 60m,February 2003
L:7.5mm
"Ipponmatsu" Minabe (Wakayama-Pref),Japan,in 60m,February 2003
L:8mm
Minabe (Wakayama-Pref),Japan,in 40m,April 1996
L:9mm
Off Kii (Wakayama-Pref),Japan
Minabe (Wakayama-Pref),Japan,in 60m,December 2003
L:6mm
kiiensis AZUMA,1979 キイコボレバケボリ、filia AZUMA,1979 ピンクシボリケボリなどと
呼ばれるものは本種の矮小な個体に名付けられたものと思われます。

Off Kii (Wakayama-Pref),Japan
Minabe (Wakayama-Pref),Japan,in 60m,January 2000
L:6mm
rosewateri CATE,1973 ローズウォーターツグチと呼ばれるタイプの模式標本にもっとも
近い個体です。
Minabe (Wakayama-Pref),Japan,in 40m,October 2003
L:6mm
Bounotsu (Kagoshima-Pref),Japan,July 2006
L:9.5mm
Thanks:Mrs.tiara
海外ではこういったタイプがrosewateri CATE,1973 ローズウォーターツグチ
なっていることが多いです。
Kushimoto (Wakayama-Pref),Japan ,in 3m ,August 2004
Thanks:Mr.Kinsunago
上の個体は金砂子さん所有の標本です。(御協力感謝。)
画像提供:Uyunet.com (http://seashell.uyunet.com/seashell/)

Tsunoshima id. ,Yamaguti,Japan
L:8mm
Thanks:Mr.YURIYAGAI
まるでロバートソンキヌハダヅツミのようです。
Tsunoshima id. ,Yamaguti,Japan
L:9mm
Thanks:Mr.YURIYAGAI
恐らく本種の未成個体と思われますが???です。(フリーク?  ネオテニー??)
注:上の2個体の標本及び元画像はユリヤガイさん所蔵です。
(貴重な標本の画像ありがとうございました。)

Kushimoto (Wakayama-Pref),Japan ,in 3m ,
August 2004.
Thanks:Mr.KIZINEKO
外套膜です。(ホストはキバナトサカ)
*この個体は雉猫さん採集です。